給湯器20号の工事費込み相場は約8万〜22万円|機能別の総額と追加費用を見極める!

給湯器の交換を検討するときに最も判断しづらいのが、インターネットに掲載されている金額のどこまでが工事費に含まれ、最終的にいくら支払うことになるのかという点です。

同じ20号の給湯器でも、お湯だけを供給する給湯専用機、自動湯はりと追いだきができるオートタイプ、たし湯や配管洗浄まで自動化されたフルオートタイプでは、本体価格だけでなく必要なリモコンや施工内容も異なります。

さらに、戸建ての屋外壁掛け型とマンションのパイプスペース設置型では使える機種が違い、排気方向の変更、配管の延長、エコジョーズ用ドレン排水工事などが必要になると、広告に表示された工事費込み価格より総額が高くなる場合があります。

ここでは2026年6月時点の公開価格やメーカー情報を踏まえ、20号給湯器の標準的な交換相場、機能別の価格差、見積もりに含めるべき費用、追加工事が発生する条件、業者を比較するときの基準まで整理し、提示された金額が妥当かを自分で判断できるように説明します。

目次

給湯器20号の工事費込み相場は約8万〜22万円

既存の給湯器と同じ種類、同じ設置場所、同じガス種の20号へ交換する標準的な工事では、給湯専用機が約8万〜13万円、追いだき対応のオートタイプが約12万〜18万円、フルオートタイプが約15万〜22万円をひとつの目安にできます。

ただし、極端に安い販売例には台所リモコンが含まれていなかったり、既存機器の撤去処分費、出張費、配管カバー、マンション用排気部材などが別料金だったりするため、掲載価格だけを並べても正確な比較にはなりません。

相場を見る際は、号数だけでなく、給湯専用か追いだき付きか、従来型かエコジョーズか、オートかフルオートか、屋外壁掛けかPS設置かという条件をそろえたうえで、税込みの最終支払額を確認することが重要です。

総額の中心価格

20号給湯器の工事費込み価格は広い範囲で掲載されていますが、一般的な住宅で既存機器と同等品へ交換する場合は、給湯専用機なら10万円前後、追いだき付きなら15万円前後から20万円程度に収まるケースが比較的多くなります。

2026年に確認できる販売例でも、20号オートタイプの本体、リモコン、標準工事を含む価格として約12万〜15万円の掲載がある一方、エコジョーズやフルオートでは18万円前後から20万円を超える商品もあり、機能による差が表れています。

20号の種類工事費込みの目安主な機能
給湯専用約8万〜13万円蛇口とシャワーへの給湯
オート約12万〜18万円自動湯はり、追いだき、保温
フルオート約15万〜22万円自動たし湯、配管洗浄
暖房機能付き約20万〜35万円以上床暖房、浴室暖房への温水供給

この表は標準交換を前提とした目安であり、特殊な排気方式、狭所作業、高所作業、暖房配管の接続、配管の劣化補修などが加わる住宅では上限を超えるため、現地条件を確認した正式見積もりで判断してください。

給湯専用の価格帯

給湯専用機は、キッチン、洗面所、シャワーなどへお湯を送る機能に絞られており、浴槽の追いだき配管を使わないため、20号給湯器のなかでは本体価格と施工費を抑えやすいタイプです。

2026年6月時点では地域業者による5万円台の工事込み販売例も見られますが、一般的にはリモコン、撤去処分、諸経費を含めて約8万〜13万円を見込んでおくと、追加費用が生じた際にも資金計画を立てやすくなります。

  • 追いだきを使わない住宅
  • シャワー中心の世帯
  • 賃貸ワンルーム
  • 交換費用を抑えたい家庭
  • 浴槽へ蛇口で湯をためる住宅

給湯専用機には、設定量で自動的にお湯を止めるオートストップ対応機種もありますが、ふろ給湯器の自動湯はりとは仕組みが異なるため、現在の浴室リモコンで追いだきや保温を使っている家庭が安さだけで選ぶと機能を失う点に注意が必要です。

オートタイプの価格帯

オートタイプは、スイッチ操作による自動湯はり、設定温度の維持、追いだきなど、家庭でよく利用される基本的な入浴機能を備えながら、フルオートより価格を抑えやすいことから20号で選ばれやすい仕様です。

標準的な屋外壁掛け型への交換では工事費込み約12万〜18万円が目安となり、実際に20号オートタイプを本体、リモコン、工事込みで約12万円台から14万円台に設定している販売例も確認できます。

オートタイプは湯はり完了後に保温や追いだきを行えますが、入浴によって水位が下がったときの自動たし湯や、排水時の自動配管洗浄には対応しない機種が一般的であるため、現在フルオートを使用している家庭は機能の違いを確認する必要があります。

家族が各自で入浴時間を調整でき、水位が下がったときは手動でたし湯を行える家庭なら、使わない自動機能を減らして初期費用を抑えられるため、価格と利便性のバランスを取りやすい選択です。

フルオートの価格帯

フルオートタイプは、自動湯はり、追いだき、保温に加え、浴槽の水位低下を検知した自動たし湯や、排水後に追いだき配管へお湯を流す自動洗浄などを備えた上位仕様です。

20号の標準的な交換相場は工事費込み約15万〜22万円で、エコジョーズや据置型、マンション向けの特殊排気型、付加機能を搭載した機種では22万円を超えることも珍しくありません。

リンナイが案内するオートとフルオートの違いでも、フルオートは湯はりから保温、たし湯までを自動化する仕様とされているため、価格差は単なる商品ランクではなく、入浴中の操作や清掃負担を減らす機能への対価と考えられます。

家族の入浴時間が大きく異なる家庭、浴槽の湯量を一定に保ちたい家庭、追いだき配管の衛生面を重視する家庭には向いていますが、単身世帯やシャワー中心の生活では自動機能を使い切れず、オートとの差額を回収しにくい場合があります。

エコジョーズの上乗せ

エコジョーズは、従来型給湯器で捨てていた排気熱を再利用して水を予熱する高効率タイプで、本体価格や施工費は上がりやすいものの、使用するガス量を抑えやすい点が特徴です。

ノーリツのエコジョーズ解説にあるように、構造上ドレン水が発生するため、既存の従来型から交換する際は、排水先までドレン配管を新設する費用が必要になることがあります。

20号では従来型より総額が約1万〜4万円高くなるケースが目安ですが、配管経路が長い、排水先を確保しにくい、集合住宅用の特殊な排水部材を使うといった条件では、上乗せ額がさらに大きくなります。

毎日浴槽へお湯を張る家庭やシャワー使用量が多い家庭では省エネ効果を得やすい一方、お湯の使用量が少ない単身世帯では価格差を短期間で回収しにくいため、初期費用だけでなく今後の居住年数と使用量を含めて検討することが大切です。

マンション設置の価格差

マンションでは玄関横のパイプスペースに給湯器が収められていることが多く、外観が似ていても、前方排気、上方排気、後方排気、アルコーブ設置などの排気方式が異なるため、戸建て用の安い壁掛け機種を自由に選べるとは限りません。

PS扉内に設置する機種や排気筒を接続する機種は、標準的な屋外壁掛け型より本体価格が高く、専用部材や排気接続作業が必要になることから、同じ20号オートでも総額が数万円上がる場合があります。

また、マンション管理規約によって本体の色、設置方法、交換可能な型式、工事可能な時間帯、共用廊下の養生方法などが定められていることがあり、管理組合への申請をせずに発注すると工事日に交換できない可能性があります。

見積もりを依頼するときは、給湯器正面の型番だけでなく、本体全体、PS扉を開けた状態、排気口、配管接続部、浴室と台所のリモコンを撮影して送ると、適合機種と追加部材を事前に絞り込みやすくなります。

追加工事の影響

工事費込み価格に含まれるのは、既存機器と同じ位置へ同等機種を交換し、既設の給水、給湯、ガス、追いだき配管を大きく変更せず接続できる標準工事であることが一般的です。

配管が腐食している、給水バルブが固着している、給湯器のサイズ変更で固定穴が合わない、排気口の向きを変える必要があるといった現場では、部材費と作業費が追加されます。

代表的な追加費用として、配管カバーや据置台が約5千〜2万円、給水バルブ交換が約5千〜1万5千円、配管延長や補修が約5千〜3万円、狭所や高所の作業が約1万〜3万円程度となる例がありますが、料金設定は業者ごとに異なります。

追加工事が必要になること自体は不適切ではありませんが、工事当日に初めて高額な費用を提示されるのを防ぐため、追加が生じる条件、単価、承認方法、作業を断った場合の出張費まで契約前に確認してください。

20号が合う世帯

給湯器の号数は家族の人数だけで決めるのではなく、シャワー、キッチン、洗面所などでお湯を同時に使う頻度と、冬場に必要な湯量から判断します。

リンナイの号数説明では、号数は水温より25度高いお湯を1分間に出せる量を表し、20号なら条件が整ったときに毎分20リットルを供給できる能力とされています。

20号は二人から三人程度の家庭や、四人家族でもお湯の同時使用を調整できる家庭に選ばれやすく、シャワーを使いながらキッチンでも少量のお湯を使いたい場合に16号より余裕を持ちやすい能力です。

一方で、冬に二つのシャワーを同時使用する、大人数が続けて入浴する、キッチンと浴室で大量のお湯を同時に使う家庭では24号のほうが快適な場合があるため、価格を優先して現在の24号から20号へ下げる前に生活への影響を確認してください。

費用内訳を知れば見積もりの妥当性が見える

工事費込みという表示があっても、給湯器本体以外にどの費用が含まれているかは販売店によって異なり、表示金額だけでは最終的な支払額を判断できません。

本体価格、リモコン代、標準工事費、既存機器の撤去処分費、出張費、部材費、保証料、消費税を分けて確認すると、他社より安い理由や、契約後に追加される可能性のある費用が見えやすくなります。

特にインターネットの広告価格を比較するときは、本体だけを大幅値引きして工事費を別表示しているケースと、必要費用をまとめた総額表示を混同しないことが重要です。

本体価格の考え方

給湯器本体の価格は、メーカー希望小売価格から大きく割り引かれて販売されることが多いため、割引率の高さだけでお得かどうかを判断するのは適切ではありません。

同じ20号でも給湯専用、ふろ給湯器、暖房熱源機では製品の構造が異なり、さらにオート、フルオート、エコジョーズ、特殊排気、無線LAN対応などの仕様によって販売価格が変わります。

価格を左右する仕様価格への影響
給湯専用比較的安い
追いだき対応本体価格が上がる
フルオートオートより高い
エコジョーズ高効率機能分が上乗せ
特殊排気型対応機種が限られ高め
暖房機能付き大幅に高くなりやすい

型落ち品が安く販売されていても、製造時期が古い、対応リモコンの選択肢が少ない、将来の部品供給期間が短くなるといった可能性があるため、型番、製造年、メーカー保証の開始条件も確認してください。

標準工事の範囲

20号給湯器の標準交換工事は、既存機器の取り外し、新しい機器の固定、給水管、給湯管、ガス管、追いだき管の接続、リモコン交換、動作確認などで構成されるのが一般的です。

標準工事費は約3万〜6万円で案内される例が多いものの、給湯専用か追いだき付きか、戸建てか集合住宅か、リモコンが一台か二台かによって必要な作業量が変わります。

  • 既存給湯器の取り外し
  • 新しい本体の設置
  • 給水管と給湯管の接続
  • ガス配管の接続
  • 追いだき配管の接続
  • 台所と浴室のリモコン交換
  • 漏れ検査と試運転

見積書に標準工事一式としか書かれていない場合は、リモコン工事、ガス接続、処分費、配管保温、試運転まで含むかを質問し、追加料金の対象を文章で残してもらうとトラブルを防ぎやすくなります。

付帯費用の確認

本体と標準工事が安くても、リモコン、撤去処分、出張、駐車場、配管カバー、保証などが別料金であれば、最終的な支払額は相場より高くなる可能性があります。

特にふろ給湯器では台所リモコンと浴室リモコンのセットが必要になることが多く、商品ページの写真にリモコンが写っていても販売価格に含まれているとは限りません。

既存のリモコンをそのまま使えると説明される場合もありますが、給湯器本体とリモコンには適合関係があるため、メーカーが指定する組み合わせでなければ一部機能が使えなかったり、正常に動作しなかったりするおそれがあります。

見積書では諸経費という曖昧な項目をそのまま受け入れず、何の費用をまとめているのか、税込総額はいくらか、工事後に追加請求される可能性があるかを確認してください。

価格差を生む機種選びの基準

20号という給湯能力が同じでも、設置方式、排気方式、追いだき方式、暖房機能、熱効率、リモコンの性能によって適合する型番と価格は大きく変わります。

安い機種を先に選ぶのではなく、現在使用している給湯器の型番と設置状況から交換可能な製品を絞り、そのなかで必要な機能と予算を調整する順序が基本です。

適合しない機種を購入してから工事業者を探すと、取り付けを断られたり、返品費用が発生したりするため、本体と施工を別々に発注する場合は特に慎重な確認が求められます。

設置方式の適合

給湯器には屋外壁掛け型、屋外据置型、浴槽隣接設置型、PS標準設置型、PS扉内設置型、屋内設置型などがあり、現在と異なる方式へ変更すると配管や固定方法の変更が必要です。

見た目が似ている壁掛け機種でも、本体の寸法、配管接続位置、排気口周辺に必要な離隔距離が異なるため、空いているスペースだけで設置可能とは判断できません。

設置方式主な設置場所注意点
屋外壁掛け戸建て外壁排気周辺の距離を確認
屋外据置戸建て地面据置台や基礎を確認
PS標準設置集合住宅のPS本体寸法を確認
PS扉内設置扉付きのPS排気方式を確認
浴槽隣接設置浴室外の地面二つ穴配管を確認

現在の型番をメーカーの買い替え検索や施工業者へ伝えると後継候補を見つけやすくなりますが、過去のリフォームで配管や排気方法が変更されている場合もあるため、写真確認か現地調査を組み合わせると確実です。

必要機能の整理

給湯器は使用できる期間が長いため、交換費用を下げることだけを優先して毎日使う機能を削ると、入浴のたびに不便を感じる可能性があります。

反対に、現在使っていない機能まで上位機種で引き継ぐ必要はなく、家族構成や入浴方法が変化している場合は、交換時に仕様を見直すことで本体価格を抑えられます。

  • 追いだきを使う頻度
  • 自動たし湯の必要性
  • 配管洗浄への希望
  • 床暖房の使用有無
  • 浴室暖房の接続有無
  • スマートフォン操作の必要性
  • 省エネ性能への希望

現在の給湯器に暖房ボタンがある場合や床暖房、温水式浴室暖房を使用している場合は、一般的なふろ給湯器へ交換すると暖房機能が使えなくなるため、暖房熱源機であることを必ず業者へ伝えてください。

ガス種と排気仕様

ガス給湯器には都市ガス用とLPガス用があり、見た目や型番が似ていても内部の燃焼設定が異なるため、住宅で使用しているガス種に合わない製品は設置できません。

また、マンションのPS扉内設置では、排気を本体正面へ出す前方排気型、ダクトで上へ導く上方排気型、後方へ導く後方排気型などがあり、既存設備に合った型式を選ぶ必要があります。

特殊排気型は標準的な屋外壁掛け型より選べる製品が少なく、本体価格と施工費が上がりやすいため、一般的な20号の相場より見積額が高くても、それだけで割高とは判断できません。

屋内型給湯器や排気筒を伴う機器は安全性に関わる施工が必要で、経済産業省も屋内機器の設置工事には資格が必要と案内しているため、価格だけを理由に資格や施工体制を確認できない業者へ依頼しないでください。

見積もり比較で高すぎる契約を避ける

20号給湯器の交換費用を適正に比較するには、複数社へ同じ条件を伝え、同等の機種と工事範囲で見積もりを出してもらう必要があります。

一社が従来型のオート、別の一社がエコジョーズのフルオートを提案している状態では、価格差が業者の違いによるものか、製品仕様の違いによるものか判断できません。

見積額だけでなく、追加料金の条件、保証の対象、故障時の連絡先、施工を担当する事業者まで確認することで、工事後のリスクを含めた比較ができます。

条件をそろえる方法

相見積もりでは、現在の型番、希望号数、必要な機能、設置場所、ガス種、リモコン台数を各社へ同じように伝えると、比較可能な提案を受けやすくなります。

各社の推奨機種が異なる場合は、メーカー名だけで判断せず、給湯専用かふろ給湯器か、オートかフルオートか、エコジョーズか、排気方式は同じかを確認してください。

比較項目確認する内容
本体メーカー、型番、号数
機能オート、フルオート
効率従来型、エコジョーズ
付属品リモコン、配管カバー
工事撤去、接続、処分
追加費用発生条件と単価
保証本体、工事、期間

比較表を作るときは広告上の値引率ではなく、必要なものをすべて含めた税込総額を最下段に書き、仕様と保証が同等であることを確認してから価格を比べると判断を誤りにくくなります。

業者選びの基準

給湯器交換ではガス、水道、電気、排気など複数の設備を扱うことがあるため、販売価格だけでなく、必要な資格を持つ施工者を手配できるか、施工後の不具合へ対応できるかが重要です。

会社の所在地、固定電話、施工事例、料金表、保証内容、問い合わせ窓口が公開されている業者は、工事前に対応体制を確認しやすくなります。

  • 必要資格を確認できる
  • 施工会社が明確
  • 見積書が具体的
  • 追加料金の条件が明確
  • 本体保証を確認できる
  • 工事保証を確認できる
  • 故障時の窓口がある

長期保証が無料と書かれていても、部品代だけが対象で出張費や作業費は対象外、自然故障のみ対象、定期点検が条件などの制限が設けられる場合があるため、保証年数と一緒に免責事項も確認してください。

安すぎる表示の注意点

相場より大幅に安い工事費込み価格には、対象地域が限定されている、特定の設置方式だけが対象、リモコンが別売り、在庫品のみ、現金払い限定などの条件が付く場合があります。

問い合わせ後に希望機種は在庫切れだと説明され、高価格帯の商品へ誘導されるケースも考えられるため、広告の型番、在庫、価格の有効期限、工事可能日を契約前に確認することが大切です。

電話だけで契約を急がせる、現地到着後まで総額を示さない、追加工事の単価を説明しない、契約書や見積書を発行しない業者は、故障で急いでいる状況でも避けたほうが安全です。

最安値を選ぶことより、標準工事で済む条件と追加費用が必要な条件を明確にし、工事後に問題が起きた際の連絡先が残る業者を選ぶほうが、結果的な支出を抑えやすくなります。

交換前の確認で予想外の出費を減らす

給湯器が完全に故障してから交換先を探すと、在庫がある機種や早く来られる業者を優先せざるを得ず、価格や機能を落ち着いて比較しにくくなります。

使用年数が長い、温度が安定しない、異音がする、エラー表示が増えたといった変化があれば、故障する前に型番や設置状況を確認して交換候補を調べておくことが有効です。

補助制度、管理規約、保証、支払い方法、工事当日の準備まで事前に整理すれば、見積もりに含まれない費用や手続きの遅れを減らせます。

交換時期の目安

給湯器は使用環境や使用量によって劣化速度が異なるため、一定の年数が経過したら必ず故障するわけではありませんが、長期間使用した機器は部品の摩耗や腐食による不具合が増えやすくなります。

日本ガス石油機器工業会の経年劣化案内では、給湯機の点検や取り替えを検討する目安として10年が示されており、設計上の標準使用期間が設定されている製品もあります。

症状考えられる状態対応
温度が安定しない燃焼や制御の不具合点検を依頼
異音が大きい部品の劣化使用を控えて相談
水漏れがある配管や内部部品の劣化早急に点検
エラーが増えた複数箇所の異常修理費と交換費を比較
十年以上使用経年劣化の可能性交換候補を調査

ガス臭、焦げ臭さ、異常な燃焼音、排気口周辺のすす、水漏れなどが見られる場合は、安全のため自己判断で分解や再起動を繰り返さず、使用を止めてガス事業者や専門業者へ相談してください。

補助制度の対象

給湯器の補助制度は年度ごとに対象機器、申請期間、予算、対象住宅が変わり、一般的な20号ガス給湯器へ交換すれば必ず補助を受けられるわけではありません。

給湯省エネ2026事業は高効率給湯器の導入を支援する制度ですが、主な対象は一定の性能を満たすエコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームなどであり、通常のガスふろ給湯器は対象外となる場合があります。

  • 対象となる給湯器の種類
  • 登録製品の型番
  • 対象となる住宅
  • 着工日の要件
  • 申請を行う事業者
  • 予算の残額
  • 自治体制度との併用条件

賃貸集合住宅向けに潜熱回収型ガス給湯器の交換を支援する制度や自治体独自の助成が設けられることもあるため、契約前に国の公式サイト、自治体、施工業者へ確認し、補助金を前提にした見積もりでは不交付時の支払額も確認してください。

工事前の準備

戸建てでは給湯器周辺の荷物や植木鉢を移動し、作業車を停める場所を確保しておくと、当日の作業を進めやすくなります。

マンションでは管理会社や管理組合への工事申請、共用部の養生、作業時間の指定、駐車場所の予約が必要になることがあるため、工事日を決める前に規約を確認してください。

交換作業中は一定時間お湯と水が使えなくなる場合があり、台所や浴室のリモコン交換では室内へ作業員が入るため、周辺の荷物を片付けておくとスムーズです。

工事完了後は、設定温度、自動湯はり、追いだき、保温、たし湯など契約した機能を施工者と一緒に確認し、保証書、取扱説明書、見積書、領収書、施工会社の連絡先を保管してください。

20号給湯器は総額と条件をそろえて判断する

20号給湯器の工事費込み相場は、標準的な同等品交換で約8万〜22万円が目安となり、給湯専用機は低価格帯、オートは中価格帯、フルオートやエコジョーズは高価格帯になりやすいと整理できます。

ただし、マンションの特殊排気型、暖房機能付き、配管の補修が必要な住宅、エコジョーズのドレン排水を新設する工事などでは相場を超えるため、号数だけで見積額の高低を判断してはいけません。

比較するときは、本体、リモコン、標準工事、撤去処分、出張、追加部材、保証、消費税を含めた最終支払額を確認し、各社の機種、機能、設置方式、工事範囲をそろえることが重要です。

現在の型番と設置状況を写真で記録し、必要な入浴機能を整理したうえで複数社から具体的な見積もりを取り、追加費用の条件と施工後の保証まで納得できる業者を選べば、安さだけに左右されず生活に合った20号給湯器へ交換できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次